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木田厚瑞 医師の医療コラム
― 病気に向かい合う晴耕雨読の生活 ―
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No.300 アトピー性皮膚炎、大気汚染、ピーナッツ・アレルギー:複雑な因果関係
2025年3月26日 中年や60歳を過ぎた方で、喘息があり、しかも首筋の皮膚が赤くなった アトピー性皮膚炎(AD) の方をときどき、診ることがあります。ほとんどが子供の頃から、と言います。...
12 分前
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No.299 マイクロプラスティックが呼吸器系に与える影響
2025年3月22日 肺は解剖学的には外界に直接、解放している内臓です。同じ内臓でも呼吸器系が消化器系と異なるのは、食べ物を選ぶように自分できれいな空気だけを選択して吸うことができないことです。WHO(世界保健機関)によれば 屋外の大気汚染 により、2019年度に、世界で...
4 日前
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No.298 肺がん検診を他の病気の早期発見に生かす
2025年3月19日 わが国の死因の第1位は悪性腫瘍であり、肺がんがその第1位を占めています。早期発見のためには、原因を除くことを目的とした 一次予防 として禁煙運動(たばこコントロール)、さらに、早期発見、早期治療を目的とした 二次予防...
7 日前
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No.297 有名歌手の二人を苦しめた間質性肺炎
2025年3月10日 天賦の歌唱力と言われた美空ひばりさん(1937-1989年)が亡くなったのは特発性間質性肺炎の悪化による呼吸不全でした。享年52歳。約4年間の闘病でしたがその間も歌い続け、多くのフアンを魅了しました。ハスキーボイスで知られる八代亜紀さん(1950-2...
3月10日
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No.296 長引く咳について知る
2025年3月6日 咳は、外来を受診する多くの患者さん方の共通した症状です。ありふれた症状にもかかわらず咳の研究は、歴史的には遅れていました。その理由は、従来の臨床研究の方向は、咳が起こる 機序を考え 、それにもとづき 対策を考える...
3月6日
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No.295 激しい気候変動が呼吸器疾患をもつ高齢者を直撃する
2025年3月5日 兼好法師(1283年~1352年ごろ)は、冬の寒冷には耐えられても猛暑の夏は耐え難いので住まいの建築は夏を考えて作りなさい、と述べています(徒然草55段)。当時でも家屋構造から日本の夏の暑さは苦になるほどでした。現在、地球全体の平均表面温度は産業革命前...
3月5日
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No.294 つば九郎の死:診断の難しい肺高血圧症
2025年2月25日 東京ヤクルトスワローズの公式マスコット、「つば九郎」こと、足立 歩氏(52歳)が沖縄キャンプから移動中の空港で2月4日、急死したとの報道がありました。読売新聞の「編集手帳」には、重たい着ぐるみで役を演じきった氏の訃報に泣いた、とマスコットに徹したプロ...
2月25日
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No.293 新型コロナウィルス感染症の後遺症とは何か ―全米アカデミーによる提言―
2025年2月19日 新型コロナウィルス感染症(Covid-19)の流行により全世界で多くの犠牲者が出ました。わが国では、厚労省が発表している人口動態統計は令和6年3月までの毎月の死亡者数のデータを発表していますが、令和2年4月から令和5年11月までの期間で、最も死亡者が...
2月19日
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No.292 患者さん、家族、臨床医が解決したいと願う「息切れ対策」研究のトップ10の項目
2025年2月17日 人間を苦しめる病気は、呼吸器領域だけでも極めて多く知られています。毎日、悩みながら生活している人にとって、一日も早く問題点を解決してほしい、と願うのは当然のことでしょう。また、苦しんでいる人を毎日、看病している家族や、介護職や看護師、医師たちも新し...
2月17日
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No.291 心血管の病変が多いCOPD―呼吸器医グループから循環器医グループへの呼びかけ―
2025年2月13日 近年の医療は、専門分野が高度に先鋭化しています。臓器移植だけでなく、臓器そのものを人工的に作るあるいは、人工的に臓器の一部を修復する技術は、急速に進歩し、具体化してきました。将来的には、新しい治療法として人工臓器の開発と並行して従来にはなかった考え方...
2月13日
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